のびすくとは？

のびのび！すくすく！個性豊かに！おおらかに！枠に嵌らず自由に育って欲しい・・・
その思いから名付けられ生まれました。大切な想いです。
 
私自身幼少期の頃は、今で言う発達障害児だと思います。落着きがなく、何度も同じ失敗を繰り返し、人を傷つけ暴力や悪事を行い、母親・先生・友達を泣かしてきました。その私を諦めず、真剣に真正面から向き合ってくれた母親、先生が居たから今があります。真剣な大人が周りに居てくれたからなのです。そしてその成長を一緒に歩いてくれた友達が居たから今があります。世界虐待防止会議で子ども達が主張していました。繁華街で夜の10時を過ぎ、屯している若者を見ても大人は無視して声もかけない。何かに悩んだり困ったり生きづらさを感じている子ども達だからこそ家に帰らず居る。そんな子ども達を見て見ぬふりをしないで下さい！真剣な大人になって下さい・・・私はこの心の主張を聴かされた時、自然と涙が溢れました。今思えば私も同じ気持ちだったのだと思います。
 
のびすくは、真剣な大人でありたい！ずっと子ども達の味方であり、信頼出来る居場所でありたい。家庭の次に、子ども達にとって、安心・安全の基地でありたい。そう思い活動しております。
 
私自身の経験から沢山の事にチャレンジし、失敗しながら大人になってきました。他の子と比べれば色々な部分成長が遅かったかも知れません。子育てで目標にしなければいけない事。それは、20歳になるまで、社会人になるまでに、人様に迷惑をかけず、一人で自分の事が出来るよう飛び立てるようしてあげなければなりません。また、身体が不自由で介護が必要な場合も、我が子が困らないようバトンを繋いでいかなければなりません。親は我が子にはなれません。その子本人が、親が居なくなっても生きていけるようしなければなりません。のびすくで行う寄り添いは、子ども達自身が考え、チャレンジし行動することを大切にしております。失敗ではありません。上手くいかなかっただけです。これが学びです。自身が気づき、次に成功するよう自然と動いて行きます。この力が生きる力となってきます。
 
のびすくは、学童保育の場合、勉強を教え守る場所ではありません。生きる力を養いチャレンジする場所です。核家族化、忙しい毎日、早い時の流れの生活により、子ども達に与えられる環境が限られてきました。コミュニュケ―ションの希薄な現代社会で、人間に与えられている大切な能力「対話」が使われる機会が少なくなり対話力が低下しています。人を孤独にしてはいけません。コミュニケーションが出来るから生きていけるのです。支えられる人、支える人。この人同士がコミュニケーション出来なければ人間社会は保たれません。
ご家庭で出来ない事（料理や工作、工夫した遊び方、生命への関わりなど）、またご家庭でしている事の向上など学童では行っております。そして、弱い人を守る、人を大切にするという事も一緒に学んでいます。あくまでも子ども主体の寄り添いです。大人、親の都合、親主体の目線で寄り添っていません。子どもは私達と同じ一人の人間です。私達の意のままに動くおもちゃではありません。一人ひとり全く違う動き、意志表示があって当たり前です。その中で、その子どもの良い所を如何に伸ばせるよう寄り添えるか？そして、苦手な部分を少しでも克服出来るよう寄り添えるかだと思います。一番大切にしたいのは、その子の「個性」です。個性が生きる場所として寄り添い続けたいと思います。
 
のびすくは、ヤナセクリニック産婦人科院長の自宅一階を改装し、出産前のお母さんや、出産後の赤ちゃんとお母さんに寄り添える場所として開放し、お母さんが働き出すための支援として、家庭内保育事業・託児事業・学童保育・大人の自立支援となるよう行っております。行政が出来ない部分の支援を出来るようにし、急な出来事による保育や託児、お泊り託児などの寄り添いをしております。保育士・元保育園園長などのスタッフが温かく見守ります。また、長期休暇時の託児・学童も行っております。学童保育の時に行える、英会話教室・ピアノ教室など習い事も行っております。どうぞお気軽にご相談下さい。
 
当法人副理事長である、ヤナセクリニック産婦人科柳瀬幸子院長のいつも言われている大切な想い「産まれる前からずっと見守れる家族の支援が必要」この事を実践しております。また、まだ生まれていない未来の命のために環境つくり・まちづくり事業もしております。そして、社会的養護が必要な子ども達やご家庭の支援を行い、今、制度がないから諦めるのではなく、制度を創り上げるよう幅広い分野で活動しております。全て未来の命のためでございます。当法人の、のびすくだけでは出来ません。沢山の人が支え合って出来る環境です。人に思いを重ねる。思いのない所に思いを重ね、相互関係を築くことをこれからも続けていきたいと思います。